瑠璃光山 薬師寺

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地元の人から「川見の薬師さん」と呼ばれ親しまれている真言宗高野山派古刹。

御本尊瑠璃光薬師如来
 

アクセス

住所愛知県豊田市川見町225
交通名鉄豊田市駅からとよたおいでんバス小原・豊田線「上仁木」下車 徒歩15分
問合せ 0565-65-2515
時間:9:00~17:00

 

御朱印

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瑠璃光如来
御朱印料:550円(税込)

由来

 国道119号に沿う田代川にかかる橋を渡り寺坂を登って行くと左手に自然階段の急坂路がある。
 そこを登りつめると立派な鐘楼門がある。
正面に「瑠璃(るり)光山」、裏側に「薬師寺」と書かれた木額(もくがく)が掲(かか)げられている。2階に上ると廻廊欄間には、十二支の彫刻が四方に配されており見事である。
 左方の石垣上には海抜400mの位置に荘厳な本堂が立つ。
 「川見(せんみ)の薬師(やくし)さん」と言われ昔から親しまれている、真言宗高野山派のこの寺は、開山ははっきりしないが「薬師寺中興建立記」によると、寛文5年(1665)8月8日から50日間本尊薬師如来の開帳がなされている。
 この記録によると寛文・天和・元禄・宝永年間にかけて半世紀足らずの間に、快応(かいおう)、快盛(かいせい)二代の住持によって伽藍(がらん)は次々と整備されその霊験を信仰する人々は、村内はもちろん三河一円、東濃は明智、岩村、多治見を始め尾張は名古屋、知多方面からの参詣があり、また多くの寄進があった。
 その後、百余年の盛衰があったが、文政年間から明治初年にかけて快山(かいさん)、快運(かいうん)の代に再中興が着々となされ現在の建造物が設置された。
本堂向拝(ほんどうこうはい)の龍の彫刻された蝦虹梁(えびこうりょう)は精巧である。廻廊上の「奉納発句会掲額」、「狩野明信写奉納額」がある。正面には「醫王殿(いおうでん)」-(香積寺(こうじゃくじ)和尚書)「鶏羅山(けいらさん)」-(甚目寺住持書)の木額が蔀戸(しとみど)の上方に掲げられている。
 堂内に本尊薬師如来像(村文化財指定)をはじめ、日光、月光、十二神将、弁財天、大黒天、毘沙門天、秘仏の歓喜天ほか多数並んでいる。
 本尊宮殿前には護摩壇(ごまだん)が設(もう)けられ、鉦(かね)、太鼓が昔日の盛を語るがごとく静まっている。
 堂前には、元禄16年(1703)
に奉建立された、香縄(こうつな)燈籠、内方(うちかた)(妻)燈籠の二基(村文化財指定)が苔むして立っている。
 橋を渡った左方向の畑(旧寺跡)には自然石の歌碑があり、十一世快山の辞世句と思われる歌
  寔(これ)までの
   萬(よろず)の罪(つみ)はおほけれど
  花の台(うてな)に
   いそぐ此の身は
         快山
が刻まれている。

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